解散

2013.03.30 TOKYO DOME CITY HALLにてGARNET CROW解散発表。
茫然。空っぽ。そんな感じだった。
最後までいつも通り、良い意味でキレのないMCとキレまくりのパフォーマンスと。
「これは物販で売ってます」でいつものように笑いをとる。
アンコール最後の「Fall in Life」まで凄く楽しかった。
最後に黒瀬蛙一さん、大橋雅人さんが退場。大橋さんがいつものように古井さんと握手。今日はハグもしてた。
それを見て微笑ましい気持ちで口元を緩めるファン。
いつものように最後は4人だけで挨拶。
けれど今日は中村さんから「大切なお知らせがあります」
あの会場にいる3000人程度ですか、そのファンはきっとこれで全てを悟った。
GARNET CROWは解散します」
解散?
解散という文字だけ頭の中で浮き出て見えた。今も解散という文字だけが現実感のしないBARKSのレポート記事を読みながら書いている。
中村さんの発言が載っている。

「ここで、私達から皆様へ大切なお知らせがございます。私達は、次の東京、そして大阪のライブをもって、解散します。
GARNET CROWとして、全てのことを出し切りました。13年という長きに渡り応援して下さって、本当に皆さんありがとうございました。
今は、皆様への感謝と、達成感でいっぱいです。でも、最後のライブまで全力で頑張りますので、ラストライブもぜひ応援しに来て下さい、よろしくお願いします!」―― (中村由利

出し切った。
これはなかなかに残酷な言葉だ。
まだまだこれからなのに。僕はそう思っている。しばらくリリース間隔があいていた時期だっただろうか。
久しぶりに出たシングルが「Smily Nation」だっただろうか。あれは今までのGARNET CROWにはなかった新しいGARNET CROWだった。あれから2年そこいらしか経っていない。


思い返せば、ここ3年ばかりはシングルも1枚か2枚。アルバムのペースも明らかに遅くなった。
出し切った。そう言われてみると、そうだったのかと思う。
しかし。
新作「Terminus」はタイトルこそ終着駅であるが、そこから発射する曲という列車がGARNET CROWというホームからファンへ走り出していくという前向きな意味合いがあるというようなことを今日のMCで言っていたと思う。
アルバム曲の一つ「closer」は13年(FC結成10周年)の記念すべき年に一区切りをつけるためだと思った。
思いたかっただけなのかもしれない。
前作のタイトルは「メモリーズ」
邪推をするなというのが無理な話ではないか。
それでも「メモリーズ」は過去の名作と比べても遜色のないくらい非常に良いアルバムであった。
次のアルバムも早く出ないだろうか!
そう思っていたときに発表されたのが「Terminus」
久々の新作であるのに全10曲。正直このアルバムは個々の出来は良いのだが、個人的には似たり寄ったりな曲が多いなという印象を持った。
勿論MCで中村さんが言ったように「ダークで神秘的なGARNET CROWらしい曲」が満載なのだが、雰囲気が似ていた。
本当に出し切ったのだろうか。
それならばいつか、また。
4人が揃うときを期待してもいいのだろうか。
1人1人が更なる経験、成長をして一回りも二回りも大きくなったとき、再び。
その時こそ新生GARNET CROWを。
期待してもいいのではないだろうか。

    • 出会い

あれは2003年?……10年になるのか。
当時毎週チェックしていた「CDTV
ビーイングギザ提供だって知らなくて。「君という光」の時にゲストライブに登場。
「良いなぁ」と漠然と思っていた。
すると提供スポンサーだからか当時は今より事務所の影響力も強かったのか。
「僕らだけの未来」「君を飾る花を咲かそう」でも出演。(君飾はMステも出演していた)
これで完全に掴まれてしまった。「3曲とも良い曲じゃん!」
そしてレンタルしたんだと思う。シングルだったかアルバムだったか忘れたけれど。
でも3曲一緒に入ってるアルバムは当時なかったので悩んだ記憶はあるなあ。
きっとGARNET CROWを知った人のほとんどが名探偵コナンなのだと思うけれど
僕はGARNET CROW目当てでOPやEDを見る以前は全く聴いたことがなかったのでコナンを歌っていたことも勿論知らなかった。
その後、2005年。5月18日に「君の思い描いた夢集メルHEAVEN」発売。
この当時、中村さんがCDTVで言った「5周年の5月、18枚目のシングルを18日にリリースしました(大意)」は今でも覚えていて、唯一だろうか。シングル発売日で覚えている日だ。
そして10月26日「Best」発売。確か初めて新品CDを購入したのがこのCDだ。GARNET CROWの、ではなくCD自体を。
中古CDでも自分のお金で、なら「メルHEAVEN」じゃないだろうか。
そして、その後は10周年記念ベストとコンセプトアルバム「All Lovers」以外は1種類は必ずCDを購入し続け、現在に至る。
オフィシャルFC「G-NET」もたぶんその頃加入している。2013年10月発行の44号が最終号になるそうだが、家には13号からあった。

    • 触れる

mixiでは2006年分からライブ等の参加記録をつけている。
そこでGARNET CROWが初めて登場するのは2006年12月20日
本当は調べればいいのだろうか面倒なので割愛。
たぶん「TWILIGHT VALLEY」のアルバムツアーだ。
場所は中野サンプラザ。ライブ自体は1人で観ているはずである。
「かくれんぼ」の赤いライト、「向日葵の色」の黄色いライト(だったはず)は今でもこのライブのハイライト。
(このブログに感想レポートありそうだな)→あった。
確かライブDVDはGARNET CROW現在のところ唯一のオリコン1位作品。
次が2007年7月7日。7周年の7並びのFCイベント。これはmixiで同伴を募ったのだったか。
2008年LOCKSツアー。
2009年FCイベント。
2009年STAYツアー。
2010年ベストツアー。
2012年メモリーズツアー。
2012年FCイベント。
ですね、その後のイベント参戦記は。
ファンになって唯一パラユニツアーとハイタッチがあったFCイベントは行ってないですね。
今思えば惜しいことを…と思いますが、たぶんあの頃が一番熱が冷めていた時期だったんでしょう。
2013年テルミナスツアーで9回目の参戦。奇しくもFINALツアーに参加できれば10回目、ですか。

mixiで以前、某アーティストに出会ってなければ今の自分は無いと書きました。
現在ライブハウスに月1〜2回行くようになったのですが、そのきっかけを作ってくれた方です。
でも、元をただせば。僕が音楽をこうして聴くようになったきっかけはおそらくGARNET CROWです。
勿論それ以前から好きなアーティストさんはいましたけれど、GARNET CROWがいなかったら、出会わなかったらこういう聴き方はしていなかったはずです。
ささやかな夢なのですが、将来こういうライブを裏で支える仕事がしたいと思っています。
これを思ったのは中野サンプラザGARNET CROWのライブに並ぶファンの列を見たときが最初です。
約3000人をこの会場に集めてしまう4人のパワー。ライブって凄い!と。
某アーティストは確実に自分歴に載るとも書きました。
おそらくGARNET CROWは載るのは勿論ですが、自分音楽歴の1p目にその名を刻むはずです。


あとはこうして書いているブログ。
現在は別の名前を使ってTwitter等やっているのですが、一番最初に使った名前はこのブログのタイトルにもなっている「YN」でした。
「YN」が生まれたきっかけは、身近にGARNET CROWGIZA)ファンがいなかったから。
だからこそインターネットの世界に仲間を求めたのです。
最近は疎遠になっている方もいらっしゃいますが、今でも交流のある方もありがたいことにいらっしゃいます。
初めて踏み入れてから8年ですか。GARNET CROWがいなかったら。
mixiもやってないかもしれないですし、Twitterもやっていなかったかもしれません。
あのGIZAファンサイトで温かい会話を出来なかったら、あのGARNET CROWファンサイトで大勢の方と交流しなければ
ネットで出会った方に会おうなんて毛頭思わなかったかもしれないし、所謂ネット友人なんてつくろうと思わなかったんじゃないかなと思います。
ここまでどっぷりSNSに浸かっているのが果たして良いのかはわかりませんが(笑)
この今の自分自身を形成してくれているのは紛れもなくGARNET CROWです。
大したことをしたわけじゃないけれど。GARNET CROWがあったから今の自分があります。
GARNET CROWが大好きです。
これからも、解散してからもずっと大好きです。


ライブ中、ふと思いました。仮に1人でも欠けたらGARNET CROWはどうなってしまうんだろう。
ライブ前、思いました。まさかAKBみたいに全員そろったラストに解散発表なんてないよなぁ。
これが運命だとか思いませんが、何かの縁なのかなと思います。
必ずFINAL当てて、めいっっっっっっっぱい楽しみます!!!!!